多くのブログやホームページ、WEBコンテンツがWordPressで作られるようになってきました。
ブログやサイトを作ればやはりせっかく書いた記事なので多くの人に読んでもらいたいですね。
この記事ではWordPressで作られたサイトが少しでも多く読まれる可能性を生む、SEOに強いWordPressテンプレートをご紹介します。
WordPressとは
WordPress(ワードプレス)とは、ブログやWEBサイトのコンテンツ作成、管理が簡単にできるCMS(Content Management System:コンテンツ管理システム)の1つで、無料で使うことができ、世界で多くのサイトで導入されているソフトウェアです。
WordPress(ワードプレス)はPHP(Hypertext Preprocessor)という言語で作成されており、HTML(HyperText Markup Language)やCSS(Cascading Style Sheets)などの言語を知らなくても見栄えの良いコンテンツが作成することができる仕組みになっています。
WordPressテーマとは
WordPressのテーマはWordPressで作成したサイトの「見栄え」をコントロールして管理するファイル群のことです。
このテーマを変更することでサイト全体の見栄えを簡単に変更(カスタマイズ)したりできます。
WordPressのテーマには無料のもの、有料のものがあり、それぞれにメリットやデメリットがあります。
SEO対策が重要
基本的に書いた記事が読まれるのはSNS経由でサイトにやって来た人か、GoogleやYahooなどの検索サイトから何らかのキーワードでたまたま表示されたリンクをクリックされた時です。
そうなると、どうすればGoogleやYahooなどの検索サイトで自分の書いた記事が上位に表示されるのか、ということに興味が沸きます。
とある調査では検索した結果の1ページの上位3~5位くらいに入らないと、自分の記事へのリンクがクリックされる確率は差異がるようです。
2ページ目、3ページ目と下位になればなるほど、記事が読まれる可能性は低くなっていきます。
そこでサイトの運営者は「なんとかして検索上位に自分の記事を」といろいろな対策を施します。
それをSEOと呼びます。
SEOとは
SEOとはSearch Engine Optimizationの略で日本語では検索エンジン最適化と呼ばれるものです。
現在の日本の検索エンジンのシェアはGoogle(YahooはGoogleと同じ検索エンジンを使っているので)と、Bingがそのほとんどを占めています。
その中でもGoogleのシェアが大きいので、SEO対策はGoogleの検索エンジン対策と考えてよいでしょう。
SEOには様々な手法がありますが、WordPressテーマの中にはSEOに関して特別な対応を持ったものが存在します。
以前に比べて減りましたが、出力されるHTMLの構造がでたらめだったり、SEOに重要なmetaタグの出力がコントロールできなかったりと、SEOを行いにくいテーマがありました。
なので、WordPressテーマを選定する際はできるだけSEO対策がしっかり施されているものを選ぶべきです。
SEO対策をすれば必ずしも順位が上がるわけではない
ただし、勘違いをしてはいけないのが、SEO対策をしたWordPressテーマを使ったからと言って必ずしも検索結果の上位を取れるものではありません。
GoogleやBingなどの検索エンジンは日々進化をしており、小手先のSEO対策だけでは上位表示は難しいです。
一番の重要なSEO対策はユーザーのニーズに応えられるコンテンツの充実です。
ただ、何もしなければマイナスからの開始になりますし、基本的なSEO対策はWordPressテーマに任せてしまう方が、より良いコンテンツを作り出すことに専念でき、労力も少なくて済みます。
SEOに強いWordPressのテーマの選び方
最近のWordPressテーマには細かなSEOに対応することをあまり気にすることなく、しっかりとSEO対策を施してくれるものが数多く出てきています。
デザインや使いやすさなどを考慮に入れながら、SEO対策がしっかりとなされているWordPressテーマを選んでサイト運営をするべきです。
SEOで重要になってくる主な項目は以下のようなものがあります。
- 出力されるHTMLの構造にミス(エラー)がない、または少ない
- 表示速度が速い
- 内部リンクの設定が優れている
- metaタグやタイトルがコントロールしやすい
このようなことに対応するWordPressテーマを選択するようにしましょう。
SEOに最適なおすすめWordPressのテーマ
以下は、SEO対策がしっかりしている、対策が行いやすいWordPressのテーマです。
Cocoon
まずはこのサイトでも利用しているCocoonです。
無料ですが、表示速度も速くSEO対策もしっかりしています。
SEO対策用の記事のタイトル、メタディスクリプション、メタキーワードが設定できます。
WING(AFFINGER5)
WING(AFFINGER5)はWordPressテンプレート界でしならない人はいないのではないかと言うくらい有名なテーマです。
わたしもWING(AFFINGER5)の元になっているStinger3のころから愛用しています。
(いまもStingerはStinger8として無料で公開されています。)
SEO対策のみならず、アフィリエイトで成果の出しやすい仕組みが数多く搭載された人気のWordPressテーマです。
Luxeritas
Luxeritasは表示速度の高速化にこだわったWordPressテーマです。
無料で使えます。
ただデザインは少しシンプルなので、少しカスタマイズして使っている人が多いようです。
THE THOR(ザ・トール)
THE THOR(ザ・トール)はHTML5+CSS3による最新のコーディング・検索エンジンに優しい構造化マークアップに対応したWordPressテーマです。
そのため出力されるHTMLは検索エンジンからコンテンツが評価されやすい構造になるよう調節されています。
SANGO
かわいい系のブログを作成したいならSANGOはピッタリのWordPressテーマです。
最近では様々サイトで使われているので、かなりの頻度で「あ、このサイトSANGOで作ってるな」とわかるものが増えてきました。
豊富なボックス装飾や見出しも魅力の1つです。
実際にネコちゃんサイトで使ってます。
Diver
Diverは、初心者でも簡単に利用することが可能なワードプレステーマです。
常にSEO対策のことを考えて作られており、有力なSEO効果が得られそうな場合にはすぐにバージョンアップされます。
また、リッチスニペットにも対応しており、Google等の検索エンジンに優しいため、とても高い評価が得られやすいWordPressテーマです。
JIN
JINはシンプルでおしゃれなサイトを作るのに適しているWordPressテーマです。
また、着せ替え機能で簡単にサイト全体の雰囲気を変えれるスタイルシートも公開されています。
実際に英語の勉強サイトで使ってます。
STREETIST
STREETISTはホワイトとブラックを基調としたスタイリッシュなデザインです。
高速化設定を利用することでサイトを高速化することができ、PageSpeed Insightsで高得点が実現されています。
SEOに必須の項目を、設定画面や記事投稿画面で設定することができ、Googleが推奨している「JSON-LD」にも対応されています。
まとめ
SEOに対応したWordPressテーマを使えば、基本的なSEO対策はテーマの方で行ってくるれるのでコンテンツを作ることに注力できるようになります。
また、日々進化する検索エンジンへの対応も反映してくれるので、できるだけサポートのしっかりしたWordPressテーマをはじめに選んでサイト運営を始めましょう。