出来るだけ避けたい食品添加物

食の安全性
イメージ

最低限避けるべき食品添加物:健康リスクと選び方のポイント

近年、健康志向の高まりとともに、食品添加物への関心が高まっています。しかし、数多くの添加物があり、どれを避けるべきか判断するのは難しいですよね。

この記事では、最低限避けるべき食品添加物とその理由、添加物を選ぶ際のポイント、そして添加物摂取量を減らすための具体的な方法について詳しく解説します。

個人的には、過度に反応してストレスを抱えるよりも、なるべく避ける、頻度を減らすなど負担のない範囲で続けていくことをおすすめします。
基準値なんて大量に口にしても届かない数値だから気にしないという方もいると思います。反対に発がん性リスクなんて聞いたら一口も食べたくないという方もいると思います。
保存料の入っていない食品を買ったのに腐らせて、それを知らずに口にする・・・なんて意味のない、もしかしたら寧ろ健康的にはマイナスになったなんてことのないよう。
正しい知識を更新していくことが大切です。



※一部、分類上は「食品」に該当するものも含まれます。
※当HP内の別ページで掲載している商品において、無添加の商品を紹介しているわけではありません。

最低限避けるべき食品添加物

以下の添加物は、発がん性、神経毒性、生殖毒性など、健康リスクが指摘されています。

1. 発色剤

  • 亜硝酸ナトリウム
  • 亜硝酸カリウム
  • 硝酸カリウム

亜硝酸ナトリウムと亜硝酸カリウムは、食品の色を保ち、ボツリヌス菌の繁殖を抑制するために使用される食品添加物です。しかし、過剰摂取すると、発がん性やメトヘモグロビン血症などの健康リスクがあります。主にハム、ソーセージ、ベーコンなどの肉加工品や魚卵などに使用されています。

硝酸カリウムは、食品の保存性を高め、色を保ち、肉を軟化するために使用される食品添加物です。しかし、過剰摂取すると、メトヘモグロビン血症や高血圧などの健康リスクがあります。主にハム、ソーセージ、ベーコンなどの肉加工品や魚肉加工品に使用されています。

2. 人工甘味料

  • アスパルテーム
  • アセスルファムカリウム
  • スクラロース

これらの添加物は、砂糖の何百倍も甘い人工甘味料です。肥満、糖尿病、神経系の問題を引き起こす可能性があります。

3. 保存料

  • ソルビン酸
  • 安息香酸
  • ブチルヒドロキシアニソール(BHA)
  • ブチルヒドロキストルエン(BHT)

ソルビン酸と安息香酸は、食品の腐敗を防ぎ、賞味期限を延ばすために使用される保存料です。一般的に安全性の高い保存料とされていますが、アレルギーや過敏症などの健康への影響が報告されています。妊娠中または授乳中の女性、乳幼児は摂取を控えるべきです。アスピリン喘息を持つ人は、摂取に注意が必要です。また、他の食品添加物と併用することで、アレルギー反応を引き起こす可能性があります。
ソルビン酸は、前出した「亜硝酸ナトリウム」と混ざると発がん性リスクが高まるとされていて、そのソルビン酸と亜硝酸ナトリウムが一緒に使用される食品が、ハムやソーセージです。
安息香酸は、アスコルビン酸(ビタミンC)と反応すると白血病の原因となる物質「ベンゼン」を生成する可能性があると報告されています。清涼飲料水をはじめ幅広く使用されています。

BHA・BHTは、食品の酸化防止のために使用される食品添加物です。一般的に安全性の高い添加物とされていますが、発がん性やアレルギーなどの健康への影響が報告されています。

4. 合成着色料

  • タール色素

タール色素は、日本国内において一般的に安全であると考えられていますが、化学構造上、発ガン性や催奇性の疑いがあり、一部の研究ではアレルギー反応やその他の健康上の問題を引き起こす可能性が指摘されています。そのため諸外国では使用禁止もしくは使用が厳しく制限されています。主に菓子類や漬物など幅広く利用されています。

5. その他(食品)

  • たん白加水分解物
  • トランス脂肪酸

たん白加水分解物は、その製造過程で発がん性のある物質が生成される可能性があります。特に、酸処理で製造されたたん白加水分解物には、クロロプロパノール類という発がん性物質が含まれる可能性があり、アメリカやEUなどではクロロプロパノール類の使用基準値を設けていますが、日本では明確な規制がありません。また、一部の加工食品では、たん白加水分解物が調味料として使用されているため、添加物として表示されない場合があります。

トランス脂肪酸は、心疾患のリスクを高めることが科学的に証明されています。特にマーガリンやショートニングに含まれていて、ファストフード・インスタント食品にも注意が必要です。

6.その他

  • 臭素酸カリウム
  • 加工デンプン

臭素酸カリウムは、パン生地改良剤(製パン改良剤)あるいは小麦粉処理剤として使用されます。パンを焼く時の生地に添加すると、小麦粉のたんぱく質に効果的に作用し、パンの品質(膨らみ方や食感)が向上するといわれています。しかし、国際機関癌研究機関(IARC)では、グループ2B(ヒトに対して発がん性がある可能性がある)に分類されており、EUをはじめ中国でも使用が禁止されている添加物です。

加工デンプンは、ドレッシングやスープなどの粘度を調整するための増粘剤、アイスクリームやヨーグルトなどの食品の安定性を向上するための安定剤、ゼリーやプリンなどのゲル状食品を作るためのゲル化剤などに使用されています。一般的に安全性の高い食品添加物とされていますが、一部の加工デンプンはアレルギー反応を引き起こす可能性があるため、注意が必要です。

補足

  • 上記以外にも、避けるべき添加物はいくつかあります。最新の研究結果に基づいて、情報を定期的に更新することが重要です。

添加物を選ぶ際のポイント

  • 添加物数が少ない商品を選ぶ
  • 無添加食品を選ぶ
  • 原材料表示を確認する
  • 添加物の安全性情報を調べる

添加物摂取量を減らす方法

  • 自炊する
  • 加工食品を控える
  • オーガニック食品を選ぶ
  • 旬の食材を選ぶ

まとめ

食品添加物は、便利さや美味しさを追求するために使用されています。しかし、過剰摂取は健康リスクを招く可能性があります。

最低限避けるべき添加物を知り、添加物を選ぶポイントを理解することで、添加物摂取量を減らし、健康を守ることができます。

参考資料

  • 厚生労働省:食品添加物Q&A
  • 食品安全委員会:食品添加物に関する情報
  • 各添加物の安全性情報を提供しているウェブサイト

その他

  • 添加物に関する情報は、常に最新のものを確認することが重要です。
  • 掲載時点での情報です。
タイトルとURLをコピーしました